2010年5月18日火曜日

ブッダ『感興のことば』を学ぶ(59) (20100518)


小沢幹事長は政治資金問題で政倫審に出て説明することになった。小沢氏は昨日特捜部から4時間以上事情聴取された。自民党は予算委で小沢氏の参考人招致または証人喚問を求めている。石川議員が今日事情聴取された。石川氏はマスコミの取材に答えて小沢氏との関係を子弟の関係だと言った。子弟の関係とは体の好い言葉である。しかし実態は親分子分の関係である。石川議員は小沢氏の前で平身低頭、ぺこぺこ頭を下げている。

民主党の女性議員、名前失念、が委員会の議決の際、強行採決に抗議する自民党議員から突き飛ばされたとして、今日松葉づえ姿で国会の議場に現れ、そこでまた転んだ。パフォーマンスはいい加減にせよ、と言いたい。一般大衆で雰囲気で民主党に投票した人たちは、自分たちと同じレベルの人を議会に送る喜びを感じたが、一方でその心の奥には自分たちにない‘品の良さ’を求めている。秀吉が信長の妹・お市に憧れ、その子ども茶々を妻に迎えたように、人は自分にないものを求める。それと同じ心理で自分とレベルがあまり変わらない者を国会に送り、‘代償的’に自分ができなかったことを実現させた気になる。しかし、そのようにして国会に送り込まれた人が‘自分がやるかもしれないことと同じようなこと’をしてしまうと、それまでの満足感がいっぺんに吹き飛んでしまう。人の心理はそんなものである。件の女性議員のパフォーマンスに反感を感じている人たちが多いことだろう。件の女性議員はそのような一般大衆の心理を理解していない。

宮崎県の牛に発生した口蹄疫による被害は甚大である。政府は鳩山総理を長とする対策本部で1000億円を支出し、畜産農家への支援などにあたることになった。初め赤松農林水産大臣が現地に行ったが対策も持たずに行ったため現地で激しく非難され、急きょ首相自ら前面に立つことになり、首相名代で農水副大臣、名前失念が実務を担当することになった。

民主党は初めの頃にくらべ非常に現実的になってきた。企業減税も行おうとしている。普天間の問題は対中国・北朝鮮への抑止力として取り組まれている。今後外国人参政権問題、夫婦別称問題、公務員労働基本権付与問題など結局現実路線で考えざるをえなくなるだろう。今日、横浜中華街で食事した。従業員のほとんどは中国人である。彼らが日本に永住し、日本国籍を持たずに日本の防衛・安全保障に関わる義務は負わず、権利だけを主張出来るようにするのは間違っている。公務員労働基本権付与も日本をギリシャやポルトガルと同じような国にする道筋である。ちなみにギリシャでは国民の5人に1人が、ポルトガルで10人に1人が公務員であり、その公務員が財政健全化に反対している。

日本を良い国にするため、若い世代の人たちで志のある人たちを国会に送り込みたい。防大卒、松下政経塾卒、35歳元航空自衛隊員が全国比例代表で出馬しようとしている。この男、鹿児島人である。気骨ある人間は九州出身者が多い。祖父が鹿児島県人であった小泉進次郎議員は古株のように堂々と発言し、活動している。都会育ちのお坊ちゃんは甘い!

5 恥を知り、明らかな知慧あり、よく心を統一安定しているこの人は、一切の悪を捨て去る。良い馬が鞭を受けたときのように。

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