2010年5月26日水曜日

ブッダ『感興のことば』を学ぶ(67) (20100526)

先週は体調を崩していたので行かなかったが今日2週間ぶり陶芸に行った。2週間前釉がけして本焼きに出した多目的の皿が焼きあがっていた。赤2の土を使い、蚊帳の網をかけて白化粧し素焼きに出したものにMIX釉をかけて焼いたら結構美しく仕上がっており、妻に褒められた。ただ、これは素人が作ったものでプロが作る物には遠く及ばない。それでもこれをプレゼントしたい人がいるのでお歳暮を頂いたお返しも含めその人に差し上げたいと思う。手作りのお惣菜でも盛って食卓に出してもらえれば良いと思う。

もう一つ同様の皿の素焼きが完成していた。これには白化粧をしていなかった。どの釉薬をかけようかサンプルを見ながらいろいろ思案したが、結局MIX釉をかけ本焼きに出した。これまで使った土の残りを溜めていたのでそれを新しい土に混ぜて、今度は一挙に3枚、同様の皿を作ることにした。同じ赤2号の土を400グラム買い、溜めていた土と一緒にし、粗ねりと菊ねりを繰り返してよく混ぜ合わせて皿のサイズを同じになるようにしてローラーで伸ばし、一挙に3枚スライスして、ドライヤーで乾かし、舟形の皿の形にし、折角形にしたものが崩れないように枕を添えて同じ形の皿を3枚作った。来週は形を整えるように削り、更に乾燥させる。素焼きに出すのは再来週である。これまでの経験で1枚約600グラムになるので3枚素焼きに出せば3枚分1800円の料金がかかる。ちなみに土は黒泥など特殊な物を以外は100グラム100円である。トータルコストは3枚分で3000円以下というところである。良いものが出来上がれば売ることもできる。

貸室料1回500円を含め、陶芸で月々4000円~5000円使う。これには交通費やたまに菓子を買って持っていったり、飲食したりする交際費は含まれていない。もっとも交通費は敬老パスを使うので年間1万円以下である。趣味・道楽としてはあまり金がかからない。

私は皆がやるような芸術品を作ろうとは思はない。日常の暮らしで使うもので、細々とした手間をかけないものを作りたいと思っている。今のところ多目的の皿だけを作り続けようと思っている。釉がけにはこだわり、2種類以上の釉薬を使って模様を出すことを試みようと思っている。まあまあの出来だと思うものをいろいろ世話になっている人たちにプレゼントしようと思っている。

わが家には、同様の多目的皿で、人にはあげられないようなものがちょっと多くある。いつも殆ど妻と二人だけの食事であるが、楕円形の舟形の皿は使い勝手がはなはだ良い。人にあげても喜ばれるものである。ただなかなか人にあげてもよいようなものは出来ない。上げるときはこちらのまごころを受け取ってもらうしかない。

ブッダ「感興のことば」第23章「自己」

3 戦場において百万人の敵に勝つとも、唯だ一つの自己に克つ者こそ、実に不敗の勝者である。


10 たとい他人にとっていかに大事であろうとも、(自分ではない)他人の目的のために自分のつとめをすて去ってはならぬ。自分の最高の目的を知って、自分のつとめに専念せよ。

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