2010年5月30日日曜日

ブッダ『感興のことば』を学ぶ(71) (20100530)

 放送大学のキャンパスネットワークシステムにアクセスしてみた。このシステムには当然のことながら放送大学の学生でないとログインできないようになっている。男はこの放送大学に再入学したので、いつかこのシステムにアクセスしてみようと思っていた。早速このシステムのメンバーとして登録し、パスワードを設定していつでもこのシステムを利用できるようにした。

 このシステムで放送授業科目の一部を視聴できるようになっている。テレビで約35科目、ラジオで約180科目視聴できる。今後このシステムで視聴できる科目は逐次増えるだろう。

 英語の勉強のためテレビで予約視聴の設定をしていた『実践英語』もこのキャンパスネットワークシステムで聴くことができる。『実践英語』は映画の一場面を切り取って英語の学習に組み入れたものである。俳優・女優の生のセリフを映画の画面を見ながら聴くことができるようになっている。早速適当に第6回「For Whom the Bell Tolls」(誰がために鐘がなる)を選択して視聴してみた。これはヘミングウエイの原作を映画化したものである。懐かしい画面が出てくる。毎回、昔懐かしい有名なクラシック映画の名場面を楽しみながら実践的な英語会話の勉強が出来る。他の回(課)に「Gone With the Wind」(風と共に去りぬ)、「The Third Man」(第三の男)などがある。これはとても良い!

 男が専攻している「自然と環境」コースの科目でラジオ放送されているものの中に「量子物理('09)」や「量子化学('09)」などがある。また他のコースの科目で興味がある科目として「北東アジアの歴史と朝鮮半島('09)」などがある。これらもこのシステムで聴くことができる。非常に素晴らしい!

 昔に比べて今はインターネットが非常に発達し、どんな田舎でもブロードバンドに接続できるようになってきているので、勉強したいと思うならば‘誰でも’‘いつでも’‘どこでも’勉強できる時代である。団塊の世代の人たちの中で多くの人々が通信制大学で学ぶようになったと聞いているが、70歳を過ぎた人たちでもその気になりさえすれば新しい知識を身につけることができるようになっているのだ。

 ブッダのことばを学ぶことは今年の1月23日以来毎日続けているが、まだまだ先が長い。ブッダのことばは『ブッダ「真理のことば感興のことば」』(中村元訳、岩波文庫)から引用しているが、この本は毎日少しずつしか読まないことにしているので飽きずにいる。

 第24章「広く説く」を続ける。一般に年寄りは「長生きしたい」と思うらしいが、自分が置かれた現状を受け容れ、物事には自分の努力で実現できるものとできないものがあることを知り、「吾只足るをり」て日々を送る人は、そうは思わないのではないかと思う。

4 愚かに迷い、心の乱れている人が百年生きるよりは、つねに明らかな知慧あり思い静かな人が一日生きるほうがすぐれている。


9 不動の境地を見ないで百年生きるよりも、不動の境地を見て一日生きる方がすぐれている。