2010年8月5日木曜日

勢いづいている怨霊たち(20100805)


明治以降大東亜戦争の敗戦までの日本の歴史を否定したい連中は、勝海舟が日清戦争に反対であったという話を持ち出して、なんとかして「近代の日本の進路は間違っていた」という自虐的な思想の維持を図ろうとする。

菅政権は韓国哨戒艦の事件があったので防衛白書の刷り直しをするためだとして、発表を遅らせた。刷り直しても毎年触れている「竹島はわが国固有の領土である」という記述は例年どおりとするのか、という自民党林議員の質問に対して、菅総理はまともに答えない。喜ぶのは誰か?民主党国会議員の中にはそれを喜ぶ連中が多数いるようである。

民主党代表選で小沢氏或いは親小沢氏グループの誰かが立候補するようである。その代表選の投票に在日韓国・朝鮮人の民主党員が参加することは民主党規約にある。

日清戦争の原因について、当時の世界情勢も考えず、日本が置かれている地政学的状況も考えず、日本が勝手に朝鮮半島に進出したという強く主張したい連中がいる。

当時の清国の状況はどうであったか?清国の軍人たちはどうであったか?日本と清国が手を組めばロシアの南下を防げたのか?それには目を向けず、好んで自虐的になっている。

古代、隋や唐(当時の中国)は朝鮮半島の統一国家を恐れた。高句麗を恐れ、新羅を恐れた。今の中国でも朝鮮半島が統一された国になることを恐れている筈である。日清戦争はロシアの南下によって對馬など半島に近接するわが国の領土が侵されることを防ぐためでもあったのだ。古来、大陸と我が国の緊張関係は続いている。

自尊感情という遺伝子が無くならない限り、その緊張関係は無くならないだろう。しかし文化、経済、軍事、愛国心教育等あらゆる面で相互の交流が深化させることにより、お互いの心の垣根をできるだけ低くすることはできる。お互い不幸な事態にならないように、政府のレベルであらゆる知恵を振り絞って、その心の垣根を低くするような努力を真剣に行わなければならない。今の政府にそのような積極的な意識はあるのか?

男は、この国にはいろいろな怨霊が活動しているように思う。時の権力により抹殺された人たちの怨霊、最下層の民として虐げられ続け、‘モノ’同様に扱われた民、それには古代に奴婢として王の死に際し殉死させられた民も含む、またキリシタン殉教者、先の大戦において戦死扱いされたが実は無謀な命令により死ぬしかなかった兵隊たち、夫や父や子を戦争で失った家族、かつて日本人として扱われ日本の敗戦でこの国に残った朝鮮半島の人たちの死者、などなどの怨霊たちが、今勢いを得て盛んに活動しているように思う。

白鵬に天皇陛下からお言葉があった。白鵬は陛下のお言葉に大変感激した。白鵬の奥さんは日本人である。しかし白鵬自身はモンゴル人である。その白鵬を感激させたのは、天皇陛下の万民を愛するお気持ちである。古来天皇は民の幸せを願い、祈り続けてこられた。今上陛下も東宮もテレビで時折紹介されるがその生活は大変質素である。諸外国の王家や富豪のように金きらきんの家に住み、金きらきんの家具を使ってはおられない。今の日本の怨霊たちを癒すことが出来るお方は天皇陛下しかいないと男は思う。

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