2010年8月21日土曜日

民主党、何が原点か!(20100821)

軽井沢で鳩山氏グループ、小沢氏グループが集った。鳩山氏は小沢氏に平身低頭の歓迎。脇に小沢氏信奉の女性議員ら。報道のカメラを意識した表情。

「原点に立ち戻る」というが、その原点がある座標そのものの空間的位置がわが国の現実と乖離していることに目をつぶっていないか?自分たちの私利私欲のため理性を失い、「原点、原点」と叫ぶ。ま、政治はパフォーマンスであろう。「挙党一致、挙党一致」と叫び、改選される新内閣でのポストを確保したいのが本音なのかもしれない。

ニホン猿の猿山の集団の個々の猿たちのように、目をきょろきょろして常に上下関係を確かめながら言動している。それが我々が選んだ政治家たちである。しかも悪いことに、自分の得票数に無関係に、国会議員として当選したら「日本全国民から支持された」と言う。国民の大多数は「あなた個人を支持しているわけではない」のに・・。

民主党の原点の間違いは以下のとおりである。

① 官僚たたき・・天下り官僚の「渡り」が悪いのであって、天下り後第二の人生をずっと定年までその法人で働くことは保障されなければならない。官僚の定年を延ばし、人件費を膨らませ、官僚組織に活気をなくすようなことが果して正しいやり方か?

② ばらまき・・防衛費よりも多くなる子供手当。給付された手当は多くは貯蓄に回り、経済効果は少ない。しかも保育園が極端に不足し、女性が働きたくても働きに出る環境が旧態依然である。子供手当は票取りのパフォーマンス、大衆迎合政治スローガンだ。

③ 外国人参政権・・これも票が目当てで国益完全無視の政策である。

④ 代表選への外国人参加・・これも国益無視、党利党略、自分のシンパの増勢策である。

⑤ 消費税増税必要の説明を批判・・これも上と同じである。

要するに、小沢氏及びそのシンパはこの国のことよりも自分自身の利益を最優先していることは明白である。そのような連中にこの国の未来を託すことは危険である。

不見識な政治家たちは「政治」とは「政治的に動くことである」と勘違いしている。国家良民のためよい政治を行うことが政治である筈であるのに、私利私欲のため「政治的に」動くことが政治であり、「政治的に」権力を握れる人物が「大物」であると思っている。

正に今も変わらず、自ら「檄文」で国民に訴え、古式に則り切腹し、介錯を受けて果てた 三島由紀夫が嘆いた状況が続いている。戦前の教育を受け、戦後アメリカ式民主主義を学び、価値観が定まらない連中、これを書いている男も含む、は猛省し、今一度、自分たちの父祖の価値観をもってこの国を改革する行動に出なければならない。

ゴラン高原に行く自衛官(男はこの言葉が嫌いである。‘軍人’、せめて‘国防軍兵士’と読み替えたい!)たちの出陣式の様子が一部のテレビで報道された。離島奪還の訓練を実施するということが一部の新聞に大々的に報道された。タンカーへのテロ攻撃のことが大きく報道された。民主党にはタンカーの護衛も海上保安庁の巡視船で行えばよいと思っている連中が多数いるだろう。靖国神社への参拝もせず、隣りの大国に色目を使っている。

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