2010年12月3日金曜日

3日間の独り暮らし (20101203)

  今朝(2日)から3日間、女房は友達と気ままな京都旅行に出かけている。6時始発のバスに乗って行くため、5時前には男も目が覚めて女房の出発のためコーヒーを沸かしたり、リンゴの皮をむいたり、いろいろ手伝った。5時に鳴るように携帯電話の目覚ましをかけていたのであるが、その前に起きたので少し眠いが時間がたっぷりある。

  今日の午後、男は柏まで定期的な内視鏡検査を受けに行く。昨日は女房と一緒に横浜まで定期的な健康診断を受けに行った。通常の特定検診に加えて二人とも血管の老化度をチェックして貰った。女房の方はさらに乳がんなど二つの検査項目を追加した。この施設は環境も設備も従業員の仕事ぶりも非常に良い。検査データはコンピュータで管理されていて、健康状態の変化が良く分かるようになっている。

  高齢者の特定検診は血液と尿と身長・体重・体脂肪・胴回り検査などが主である。その他は自分の希望で追加できる。勿論費用はかかる。男は1~2年に一度、胃と大腸の内視鏡検査を受けている。人間の身体も機械と同じで、その機械の状態を外部からチェックすることにより、不具合を早期に発見し、早期に対処することができる。4、5年に一度、人間ドックに入れば健康管理は完璧であると思う。

  柏からの帰り横浜で久しぶりに弟と会うことになっている。駅ビルの居酒屋でビールを味わいながらよもやま話を語り合うことを非常に楽しみにしている。女房が居ない3日間、男は普段女房が行っている熱帯魚や金魚の世話(餌やり)や、シクラメンなどへの水やりを代行する。自分の食事は適当に作って摂る。外食は今夜以外しないつもりである。

  明日は台所への電気回路を増やす工事がある。過負荷でブレーカーが落ちることがあるので、その問題を解決するため分電盤取り換えと電気配線の追加工事を専門の業者に依頼した。もともとこのマンションの電気配線などの設計が良くなかった。壁コンセント用の分電ブレーカーの数が不足している。24年前入居時そのことに気付かなかった。分電盤のブレーカーが落ちるのは電気掃除機など電源投入時の過電流が原因である。電気掃除機は初め吸引力を半分以下に設定してスイッチを入れ、テレビなどのスイッチは予め切るようにしているが、時々それを忘れることがある。ちなみに、男の田舎の家では独り暮らしの老母(継母)のため台所ではガス器具を一切使わずIHに変えた。そのとき分電盤や電気回路などの改善工事を行っているので問題は全く生じていない。

  つかの間の独り暮らしとは言え結構忙しい。その間、女房は親友と二人の女旅を楽しむ。あいにく天気は下り坂のようである。しかし新幹線と宿だけがセットになっていて、後はこの企画の参加者が自由に行動するという旅は結構楽しかろう。親しい女性同士二人だけの旅行は良く見かけるが、男性同士二人だけの旅行は聞いたことがない。動物の世界でも雌同士は集団を作るが、雄同士はお互い争い合うことが多い。雄は本質的に一匹でいることを望む存在だろうと思う。自分より優れている相手を避けようとする。

  昨日、健康診断の最後のメニューに医師による診察があった。会話を交わし、胸に聴診器を当ててみるだけのものである。担当の医師は男と同年でしかも男より2カ月遅く生まれた人だった。彼は男の若さに驚きと妬みの感情を示しているように見えた。