2010年12月4日土曜日

独り暮らし体験(20101204)

  独り暮らしも態勢が整うまで結構多忙なものである。今日の午後は電気工事のため時間を費やした。夕食のため時間をなるべくかけないように出来たてのとんかつを買ってきて、冷蔵庫にあるキャベツを専用の道具で沢山スライスし、消毒のため買ってきたとんかつをちょっと電子レンジで加熱し、消毒したものを適当な大きさに切って大皿に盛り、数日分と大目に炊いておいたごはんのおかずにして食べた。本当は何か料理を試みようと思っていたがそんな時間的余裕はない。

  それでも今朝、男は一つだけおかずを作っていた。それは、この3日間の独り暮らしに備えて予め買っておいた大根葉を料理したものである。これは至極簡単にできる。先ず大根葉を洗い、適当な大きさに刻む。フライパンにゴマ油をたっぷり敷いて鉄なべのフライパンが焦げ付かないようにしておく。ハムとベーコンを適当な分量を取り、刻んでおく。削り干しやちりめんじゃこを多めに用意しておく。これらは塩分の供給にもなる。みりんや料理用の日本酒を用意しておく。すりごまや胡椒を用意しておく。

  ごま油で熱したフライパンの中に大根葉、ハム、ベーコン、ちりめんじゃこ、削り干しなどを投入する。箸で材料が焦げ付かないように混ぜながら熱する。大根葉が熱でしなびてきたところにみりんを沢山加え、胡椒をふりかける。味を見ながら料理用日本酒を少し入れ、みりんを加え、すりごまを加え、かき混ぜる。フライパンの中の水分が蒸発し、汁が無くなるまで熱する。それで出来上がりである。これは結構美味しい。出来たおかずは量が多いので2、3日分ある。今夜の夕食は大量のキャベツやこの大根葉のおかずで十分栄養が摂れたと思う。鉄製の鍋を使っているので適度に鉄分も摂れる。

  今朝はパンにした。5枚切りのホテルパンを1枚だけ取り出し、北海道バターを塗り、その上に刻んだ玉ねぎを置き、その上にチーズを載せてオーブンに入れる。熱を加えるとチーズが溶けて刻んだ玉ねぎが散らないようにパンにくっ付く。その上にハムを載せ、熱を加える。これで出来上がり。コーヒーと牛乳とこのパン1枚で朝食は終わる。

  独り暮らしが長くなる場合、男は汁ものが好きであるので、シチューなどを4、5日分作っておき、それを一食分づつ何日か食べる。そうすれば余り手間がかからない。手間をかけずに十分な栄養を摂る。それが一番である。ただ、この場合、同じメニューの食事が続くので、飽きがくる。そこで汁ものはシチューだけではなく、カレーでもおでんでも団子汁でもよい。ドイツ人は毎食ジャガイモとソーセージで済ませるらしいが、男も合理的な考え方をするタイプなので、そのようなやり方をするだろう。

  電気工事の業者が来ているときに女房が旅先から電話をくれた。女房は友だちと二人で自由気楽な短い旅をしている。大阪に泊って、奈良や京都のスポットに行っている。出発前お天気のことが気になっていたが、さすが天気女、雨にも降られず楽しんでいる。

    ここは今朝強い風と雨だった。川は一気に増水し、早いスピードで流れていた。男はベランダに出て、吊り下げられている花の籠が強風に煽られて激しく揺れていたので取り外し、床に置いたりした。老妻は花が好きで、花を大事に育てている。これで旅先の女房も安心だろう。電話がかかって来たとき、そのことを伝えておいた。勿論感謝された。