2010年12月17日金曜日

鳩山「友愛の海」が元凶(20101217)


  上のタイトルは『歴史通11月号20101』(ワック出版)に前衆議院議員西村眞梧氏が寄港している記事の中のタイトルである。そこに次のことが書かれている。老人は西村氏の主張に全く同感である。大いに喝采したい。

  その記事の中に次の一文があるのでそのままここに書きとめておく。多くの日本国民は全く知らなかったことであるので、老人は出来るだけ多くの人に知ってもらいたいと思う。

  「中国は沖縄を「琉球」と呼んでいますが、今回の中国のデモで驚いたのは、日の丸を踏みつけているデモ隊の白いシャツに「琉球奪還」とプリントしてあったことです。しかも中国共産党は二〇〇七年に「琉球復国運動基本綱領」というものをつくり、そこに「琉球人民は日本の琉球群島に対する植民地統治を認めない」などと書いているのです。さらに、「琉球臨時憲法」というものまで掲げ、その第四条にはおどろくべきことに「琉球共和国は、奄美州、沖縄州、八重山州の三つの主要な州からなる」とある。中国の狙いは明らかに奄美を含む沖縄本島です。尖閣は橋頭保(作戦のための足場となる拠点)にすぎないと考えている。まず橋頭保を固めて台湾を落とし、沖縄本島を落とす。・・(途中略)・・一九七三年にアメリカがベトナムから撤退すると、その翌年、中国は突然ベトナム軍を排除して西沙諸島、つまりベトナム沖の南シナ海の島を占領した。中国では、これを「自衛反撃作戦」と呼んでいます。次には一九九二年、フィリッピンのスーピック海軍基地、クラーク空軍基地からアメリカ軍が撤退することになったら中国は「領海法」なるものを制定して、南沙(スプラトリー)諸島は中国の領土だと主張して、米軍が撤退して脆弱になった南シナ海に侵攻を始めた。」


  多くの日本人はこの事実を知らないだろう。首相を初め多くの閣僚や国会議員たちもこのようなことに深い関心を持っていないだろう。そこが中国やロシアの付け目である。ロシアも中国も韓国を朝鮮半島から追い出そうと内心企んでいるに違いない。ロシアは理屈をつけて日本固有の領土である北方四島を日本に返そうとはしない。最近ロシア副首相も択捉島を訪問したという。「ロシアよ馬鹿にするな!今に見ておれ」と叫びたい。

    日本は古来、シナや朝鮮の国々とは常に緊張関係にあった。勿論人民のレベルではいい人たちは沢山いる。日本に貢献してくれた教養の高い人たちは多い。しかし、国と国とのレベルでは、常に緊張関係があり、日本という国は彼らに脅かされてきた。老人が主張する「最大多数の最大幸福」は、国が「志」をもって断固彼らの侵攻を抑え込むということによってのみ実現させることができる。民主党が社民党など目線が低い政党と組むことはわが日本国家の為にはならない。勿論、これら小党の主張を利用することは必要であるが、国の大事なことに口を出させ、「最大多数の最大幸福」を犠牲にしてはならないのである。

  上に示した本には、「442部隊」という有名な日系人部隊のことを紹介している。老人は若い時その映画を観たことがあった。現在、横浜ニューテアトルなどですずき じゅんいち(本名、鈴木潤一)監督による映画『442日系部隊―アメリカ史上最強の陸軍』が上映されている。日系人は東條首相から「祖国アメリカに尽くせ」と励まされ、大和魂をもち、Go for broke(当たって砕けろ)を合言葉に戦った。彼らは米軍服を着た「皇軍」だった

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