2011年8月23日火曜日

体内遺伝子と体外遺伝子(続き)(20110823)

 フランスで開かれた「ジャパン エキスポ」に韓国が便乗し、剣道や茶道など日本の文化は韓国が源であるかのような宣伝をし、アニメ部門で日本人よりも多くのゲストが招待されていたという。これに対する反発や同意でネット上に騒動があったようである。

 確かに日本の剣道や茶道など日本固有の「道」文化が、あたかも韓国に源があるような表現は日本人として不愉快である。韓国人はそういうことを平気でやる民族であると軽く受け流せばそれでよいのかもしれない。しかし、それでよいのだという考え方だけでは甘い。もしその考え方が「日本人が日本人である」というアイデンティティに関する十分な論理的認識の上に立つものであるならば良いが、そのような論理的認識の上に立たず、ただ日本的美徳である「寛容」の精神だけの上の立つものであるならば、いつの間にか日本のアイデンティティは足元からすくわれてしまうだろう。

 我々は顕微鏡や分析装置で観察することができるDNAだけではなく、我々の祖先が営々として築いてきた日本固有の精神文化を大切にしなければならない。DNAは体内にある遺伝情報が詰まった組織である。これに対して「日本固有の精神文化」というものは体の外にあって、我々の子子孫孫に伝えなければならない一種の遺伝的情報である。遺伝情報には「体内遺伝子」と「体外遺伝子」があるのである。我々はDNAだけではなく、この「体外遺伝子」というものも非常に大切にしなければならないのである。

 この「体外遺伝子」が傷つくことなくしっかりと守られている限り、日本人は子子孫孫の末代まで日本人らしい日本人であり続けることができるのである。「体外遺伝子」は、保存された映像や書物などにより、その維持・活性化・修復を図ることができる。

 そのような論理的認識の上に立って、韓国人が日本固有の文化である剣道や茶道などが恰も韓国に源があるように宣伝したり、コマーシャルで暗に日本人を見下した表現の作品を作って日本人を「面白い」と頬笑ませることにより、彼らが溜飲を下げることに対して、日本人が寛容の精神で軽く受け流すならば全く問題ないと思う。ただし、「見て見ぬふり」をするのではなく、「それはおかしいよ」と注意・文句をきちんと言うべきである。

 この注意・文句をきちんと言わないのが、菅総理を初めとし党内に在日韓国・北朝鮮人の団体・組織から資金的・人的支援を受けている民主党員が多い現政権である。公明党も外国人の地方自治体参政権を認める党であるという。警戒しなければならない。

 過去に「女性天皇」容認の動きがあったし、今もなお「女性天皇」を容認する識者も多いと思うので、敢えて「男系」という接到語を付すが、神武天皇以来男系で続く皇統を絶やさないようにする法的措置が必要である。そして子供たちや青少年たちに近現代の日本の歴史を正しく教え、教育勅語を復活させる必要がある。

 このようにすることによって日本の「国体」はより一層明確になり、日本人の愛国精神は一層高まり、天皇陛下や内閣総理大臣が靖国神社を参拝することを非難し、或いは異議を唱える人々も少なくなるであろう。                   (終り)