2011年8月25日木曜日

日本の平和・安全・繁栄の大本は何か (20110825)

 日本の国会議員には、日本に帰化した元韓国・北朝鮮籍の方々が90人いるという。私はこのことを特に大きな問題あるとは思っていない。今後、優秀な帰化人が日本の政財界等各界で頭角を現し活躍して、この日本の発展・繁栄のため貢献してくれると思っている。

古代の我が国には非常に多くの人々が朝鮮半島から渡ってきた。私は、彼らはもともと半島南部にいた倭人の可能性があると思う。半島から来た人々の中には半島に居た漢人も多く含まれており、朝廷に仕え、天皇から氏姓を賜っている。これらの事は日本書紀・続日本紀・公卿類別譜などに書かれている。因みに征夷大将軍坂上田村麻呂は後漢霊帝の後裔氏族であり、延暦5(786)年苅田麻呂の時、忌寸から宿禰に改姓した氏族である。

天智2年(663年)百済滅亡時、沢山の百済の人々が日本に渡って来て日本に貢献している。そのことを江戸時代の歴史家・頼山陽は『百済を復す』という題で詩に書いている。頼山陽は「百済を滅ぼした唐と日本とではどちらが得をしただろうか。忠義の孫子は海を渡ってやって来て、長く臣民となって皇室を護る」(原文を意訳)と詠っている。朝鮮半島から日本にやって来た人々は、天皇から氏姓を賜り、日本の発展・繁栄に貢献し、非常に多くの名字の家々に分化し、その子孫は皆今日の日本人になっている。

原日本人はこの日本列島とごく僅かに朝鮮半島南部とロシア沿海州にしか残っていなかった縄文人である。縄文人は北方シベリヤからやって来た人々(ミトコンドリア遺伝子タイプN9b)と、当時陸地であった中国南部から台湾を含む一帯からやって来た人々(タイプM7a)が日本の全地域に混じり合って住んでいた。その後、大陸ではシベリアの寒冷地に適応した人々(ミトコンドリア遺伝子タイプN)が広がった。長江流域で繁栄し人々のグループには男だけにあるY染色体の遺伝子タイプDの人々がいたと思う。このタイプDの人(男)は殆ど日本とチベットにしかいない。中国にはごく僅か居るだけである。彼らは渡来系弥生人の主流であると思う。この様に日本人の遺伝子は特殊である。

日本人が日本人であり続けることができる最大の要素は、結局精神文化と伝統である。これをおろそかにしてしまうと、日本は平和で安全で繁栄した国ではなくなってしまうだろう。先ず日本は安全な国でなくなるだろう。今、イギリスの各地で若者たちによる暴動が起きている。ついここの間はノルウエーで悲惨なテロ事件が起きた。犯人はノルウエーにイスラム系の外国人たちが多く移民してきている現状に不満をもつ34歳のノルウエー人であった。フランスでもイスラムの女性たちがフランスの伝統文化に反する服装をしていることに反発して騒ぎが起きた。もし日本が流入してくる外国人に対して日本に同化することを求めないならば、日本はイギリスやノルウエーやフランスのようになるだろう。日本に帰化する人々が日本への同化woしないと、日本は安全な国ではなくなってしまうだろう。

外国人参政権付与や夫婦別称容認などもっての他である。そんなことを許してしまったら、これまでのように日本の社会は安全でなくなってしまう。神道・仏教・武士道などの精神文化や伝統文化を大事にすることが、日本の「自存」のため非常に重要である。