2012年7月14日土曜日


凛として愛(20120714)

 これは、先日N氏から頂いたDVDに収められている映画のタイトルである。監督は泉水隆一氏である。「国家の為に尊い命を捧げられた数多くの英霊に報いるために!」と書かれている。

 靖国神社には、「靖国神社で会おう」と誓い合い、笑って死んでいった多くの英霊たちが祀られている。大東亜を白人国家による侵略・支配からの解放するため、資源もなく国力も乏しい日本が死力を尽くして戦った戦争が大東亜戦争である。だから大東亜解放戦争と言っても違和感がない戦争である。満州事変も支那事変も、シナの国内抗争に巻き込まれ、多数の日本人が虐殺されたりしていた時、ついに堪忍袋の緒が切れて起きた戦争である。当時日本は隠忍自重してなるべくシナに手を出さぬようにしていた。そのシナ事変では裏でアメリカやイギリスが蒋介石軍を支援していた。そして表では、アメリカは日本に「満洲から手を引け」と迫り、日本を兵糧攻めにして日本への石油の輸出も止めた。ルーズベルト大統領は日本に最初の一発を打たせる算段をし、成功させた。日本はインドシナ半島においてアメリカ・イギリスによる蒋介石軍に対する物資輸送ルートを絶つため其処に軍を進めた。それは日本の自存自衛のためであった。強大なアメリカ・イギリスに対して弱小の日本が戦いを挑んだのは、座して死を待つよりも戦って永遠に生き残るためであった。

天皇はそういう日本人の精神の中心にあらせられる。日本がアメリカやイギリスに降参するとき、天皇は、我が身はどうなっても良いから臣民を苦難から救いたいと仰せられた。占領軍司令官マッカーサー元帥と会見されたとき同様のことを彼に伝え、彼は「神を見た」と述懐している。我が日本はそういう国なのである。このことを今30代、40代の日本国民に知ってもらいたい。それは未来に於いて彼らが真の幸せを得るためである。

 今、シナは日本固有の領土である沖縄や奄美や八重山各列島までも、「核心的利益確保」のため隙あれば侵略しようとしている。そのシナに対しシナ事変勃発当時のように、今の日本は隠忍自重し、石原慎太郎東京都知事が尖閣列島購入のため上陸しようと申請しても日本政府は上陸を許可しない。尖閣列島は、ある日本人が個人的に所有している島々である。その近くの領海内をシナの漁業監視船(実際は巡視船以上の火器を供えたシナの準海軍の船)が、最近度々侵犯している。

彼らは日本との紛争を起こし、領土問題を外交問題にすり替えるチャンスを創ろうとしている。まるでシナ事変勃発以前の状態に似ている。当時の日本は事を荒立てまいと、度々起きたシナ人勢力による日本人虐殺事件に対しても我慢に我慢を重ねていた。当時のシナ人の武装勢力、しかし実際は背後に蒋介石や毛沢東、そしてソ連(ロシ)国際コミュンテルンが関わっている勢力の反日的行動に対して隠忍自重していた。今、日本はシナの巡視船団の行動に対して抗議はするものの、隠忍自重している。

日本が韓国を併合したのは当時の韓国の国論が割れていたためであった。今の日本は当時の韓国に似ている。靖国神社の扱いにしても、国家と市民の考え方にしても国論は割れている。「国民生活が第一」とスローガンを掲げ、主権を国から地方や市民に移行させるというスローガンを掲げた民主党は分裂し、そのスローガンの生みの親は民主党を離脱し、次の総選挙で勝つことを目標に新党を作っている国の為に自らの命を投げ出して「靖国で会おう」と言って戦った方々が、今の日本の状況を見て悔しく、悲しく、怒っておられることだろう。この世とあの世とは断絶していない。今に必ず、そういった反国家的勢力に対して天罰が下されることだろう。