2012年7月22日日曜日


国名が「中国」なのか「チャイナ(China)」なのか(20120722)

 日本人の殆ど多くは国際的呼称である「チャイナ(China)」を「中国」と呼び、シナ(中国)人自身は、自らを「中華」の国、「中国」と誇り高く呼んでいる。そしてことあるごとにシナ(中国)人は、日本の上にわざわざ「小」をつけて「小日本」とか「小日本人」とか言って、自ら溜飲を下げている。それほど日本を意識し、先の大東亜解放戦争で自国に日本軍が足を踏み入れたことを癪の種にしている。もとはと言えばそれほど誇り高い民族の国土が近代において欧米露白人国家に侵略され、それを解放するため日本が立ち上がり、結果的に日本の力で自主独立を勝ち得たことを、彼らは自らの力のみで自主独立を勝ち得たとしたいためである。さもないと古来「中華」思想で凝り固まっている民族性ゆえ我慢がならないからである。

 古来、「中華の国」と自ら呼ぶシナの各王朝は、日本を「東夷」と呼びながらも、日本に朝貢させることはできなかった。朝鮮半島の国々はシナの王朝に朝貢した。シナの王朝に朝貢していた琉球(沖縄)は、元々九州以北の日本本土から渡来してきた人々が住みついていた島々である。薩摩が琉球に軍を進めて以降、琉球はシナ(中国)の王朝に朝貢しつつも、実質的に薩摩の支配下にあった。薩摩は琉球に侵攻したのではなく、もともと日本人が住んでいる島々を、薩摩がシナ(中国)との関係を断ち切らせ、薩摩の支配下に取り戻しただけのことである。

日本が正統な手続きで領有している尖閣列島について、シナ(中国)及び台湾が領有権を主張し始めたのは昭和43年(1968年)以降のことである。尖閣諸島付近の海底調査の結果、大量の石油や天然ガスなどが埋蔵されている可能性が確認されて以降、彼らは急にその領有権を主張し始めたのである。

 台湾とて、太平洋解放戦争終結以前は、日本が正統に領有していた島である。何が何でも日本の力を削ぎたかったアメリカが主導する東京裁判において、日本が「侵略国」扱いされてしまった結果、中華の国の人々、つまり華人の国であるとされてしまったのである。その台湾では大東亜解放戦争後シナ(中国)大陸から移り住んだ人々によって、元々台湾に住んでいた人びとが数多く虐殺されている。

 シナ(中国)は、周辺諸国を朝貢させ権益を確保したいと考えている。彼らが勝手に引いた第一列島線上に奄美・沖縄・八重山各列島がある。これらの列島をふくむその内側に、彼らは「核心的利益」があるとしている。その利益確保のため彼らは共産党綱領でそれらの占領を意図し、占領後の臨時憲法まで定めている。そういうシナ(中国)を、彼らの望むように「中国」と言っていることに、殆ど多くの日本人は違和感を覚えていない。