2012年7月17日火曜日


若者たちよ、日本は今のままでよいのか?(20120717)

 古くから伝わってきた儀礼・儀式・しきたり・作法などや、武道・茶道・華道・祭り・芸能などの伝統は日本固有の文化である。これらは日本人一人ひとりが日本国の中で生きて行くために必要であったから、古来多少の変容をしながらも今日まで伝わってきたのである。それは、日本が日本として生き残ってゆくためにも必要であったことである。

 この古式・伝統の中心に天皇があらせられる。年の初めの宮中参賀・歌会始・園遊会・35にも及ぶ皇室の祭禮行事などは日本国における古式・伝統の中心のようなものである。日本国には古来変わらぬものがあり、その中心が天皇である。

 世界に類例のない「天皇」がいる日本の国体を守る為、外敵に対して古代には大伴氏・佐伯氏の一族がその役割を担っていた。その役割は、武士の時代になってからは幕府配下の武士団が担うようになった。警察・監察については、古代においては検非違使や弾正、時代が下がって公儀諸奉行や目付などが警察・監察の役割を担っていた。天皇は日本人の団結の中心であった。それは今日でも変わらない。

 その天皇を無くせば日本国は自分たちの意のままになると考える国が存在しているようである。亡命チベット人ペマ・ギャルポが書いた本にはシナ(中国)による日本解放工作のことが書かれている。シナ(中国)の対日「最終目標は天皇の処刑」であるという。

韓流ドラマを放映し続けたフジテレビに対して、1万人規模の人びとが各自日の丸の国旗を掲げて抗議のデモ行進を行ったことがあった。このことについて一部の報道機関を除いて、NHKを含むどの大手テレビ会社は一切報道していない。

河村名古屋市長が「南京虐殺はなかった」と発言したことに関連し、渡部昇一氏が代表になっている“河村発言を支持し「南京」の真実を究明する国民運動”が去る3月22日中日新聞に対して意見広告を求めたが、中日新聞は「社論に合わない」という理由で掲載拒否の通告をしてきて、現在訴訟問題が起きている。

 シナ(中国)人民解放軍羅援少将が、7月上旬に香港に拠点をもつテレビ局フェニックスTVに出演して述べた「尖閣諸島をまもるための6大戦略」が7月11日に中国網に掲載された。それには日本語訳もついているが、日本のマスコミは無関心である。シナ(中国)は日本固有の領土である尖閣を「守る」と言っている。今の時代の大伴氏・佐伯氏に代わるものは軍であるが、わが国には自衛隊はあるが憲法上の軍は存在していない。憲法上、天皇は元首ではなく、単に象徴である。若者たちよ、日本は今のままでよいのか?