2012年10月18日木曜日


日韓関係の改善のために(59)「「反日」の構造」(20121018)

 ジャーナリスト西村幸祐氏が書いた『「反日」の構造』という本がある。これを読むとシナ(中国)や韓国の立場に好意を寄せているメディア人・メディア番組出演者たちが多いかということが分かる。日本の一般大衆の心情はそのメディアに影響を受けている。日本が生きのびる・生き残る「自存」のため、この状態を無くさなければならない。この状態を無くすためには、まず日本人が自らの手で新しい憲法を手にすることが必要である。

「心」を正すにはまず「形」を正さなければならない。日本・日本人が本来あるべき姿・形に戻ることを目的とした新しい日本国新憲法を制定すると同時に、戦後アメリカによって押しつけらえられた現行憲法を廃止する。終戦後衆参両院の議決で廃止した教育勅語を復活させる。皇統維持のため旧皇族の皇族復帰を実現する。周辺国を「夷」と見なす「中華思想」まる出しの国名である「中国」とわざわざ尊称していることを止め、「シナ」とカタカナ表記で呼称することを宣言する。このように先ず形を改めれば、日本人はメディアによる悪い影響を受けなくなることだろう。

日本の一般大衆は自分たちの身に何か危険が迫って来ないと、天皇がいて水資源・海洋資源・森林資源に恵まれた「豊葦原の瑞穂の国」の民であることの有り難さに気付かない。尖閣諸島周辺に石油が出るという話を聞いて、シナ(中国)は急に奄美・沖縄・八重山・尖閣は元々シナ(中国)の領土であるとしてこれを「復国」させるという国家戦略を定め、実際にその国策に沿った行動を起こしている。その国策の実現の手段として、琉球王がかつてシナ(中国)皇帝の臣下であったことを持ち出し、琉球独立の思想工作をしている。

韓国も竹島を「独島」と呼び、歴史的に韓国固有の領土であったと世界に宣伝している。日本海も「東海」と呼ぶように国を上げて工作している。いわゆる従軍慰安婦問題の解決を「天皇(大統領ですら未だに「日王」と呼ぶ)による韓国民への謝罪」という形で解決させ、韓国・韓国民が日本・日本国に勝ったという実績を得たいと願望している。ロシアは我が国の北方領土を手放そうとしない。

シナ(中国)も韓国もロシアも皆自国又は自分たち支配者層(特にシナ(中国)の場合共産党指導者の政府)は自ら生きのびることに必死である。特にシナ(中国)支配者層は必死である。日本とシナ(中国)は軍事衝突の危機にある。万物はそれぞれ「個体」として生きのびたい・生き残りたいという「自存」の行動をする。日本人はそういう「個体」としての「日本国家」の「自存」が脅かされていることを意識しなければならない。「心」は「形」で定まる。日本は周辺国の「自存」行動に負けずに日本・日本人も自ら生きのび・生き残る「自存」の行動を起こす「形」を作る必要がある。決して躊躇してはならない。