2012年10月6日土曜日


緊急投稿「女性宮家創設は絶対反対である(20121006)

 政府は女性宮家創設に関する論点整理を公表した。週明けの9日から129日まで2か月にわたり、国民から論点整理について意見公募(パブリックコメント)をしたうえで、来年の通常国会に皇室典範改正案の提出を目指すという。これは非常に愚かなことである。これは、一部の反国家的民主党員や民主党の浮揚を模索する国家観の欠如した一部の民主党員らが、如何にも尤もらしい理由を付けて報道発表をさせたものであろう。

 このような形での皇室典範の改正は、必ず女系天皇への道を開くことになる。何故、皇統の継続を第一優先に考えないのか?そもそもこの問題を最初に持ち出した人物たちの真の意図は何なのか?間違った反日愛国教育を受けて育ったシナ(中国)や韓国の一部の者たちの影が彼らの背後にちらついてはいないのか?

 日本人の遺伝子は、ミトコンドリアのタイプM7aY染色体遺伝子のタイプD2というものが北海道から沖縄に至る日本列島全域にわたり広く、かつその割合が3割から5割というかなり高い割合で分布している。ミトコンドリアのタイプM7aは朝鮮半島南部と沿海州にごく僅か分布しているだけであり、Y染色体遺伝子のタイプD2は日本列島だけにしか分布していない。このタイプの遺伝子は縄文人特有のものである。その後気候変動で南下してきた北方の漢族の圧迫を受けて長江中流域→遼東半島→朝鮮半島南部→北九州のルートと、長江河口から直接沖縄・九州南部に渡って来た渡来系弥生人が縄文人と混血して、天皇の先祖となった古墳時代人が誕生した。これが今の日本人の分厚い基層集団である。

天皇は古墳時代以降一つの血統を受け継いでこられた。Y染色体遺伝子は男性にしか受け継がれない。ミトコンドリア遺伝子は女性だけに代々伝わってゆくが、男性が受け継いだものはその一代限りで途絶える。つまり皇統はY染色体遺伝子を持っている男性、つまり皇子のみにしか継続されない。このことを知らない人々が余りにも多い。

日本人は万世一系の天皇の下、古代から現代に至るまでの間、古墳時代人を分厚い基層集団として、これに後漢滅亡の219年以降、主として朝鮮半島から渡来し、日本に帰化した人々も加わり、皆日本人の一員としてまとまって今日に至っている。後漢滅亡後朝鮮半島から日本に渡って来た人々の中には朝鮮半島支配者の漢人たちのほか、韓人たちもいた。また「倭人」と呼ばれていた日本人たちも含まれていた。後漢滅亡後漢滅亡後、魏が朝鮮半島西部を支配し、265年に魏が滅んだのち晋の司馬炎が天下を統一していたが、『日本書紀』には応神天皇14年(283年)に弓月君(ゆづきのきみ)が自国民120県を率いて渡来、応神天皇20年(289年)には、阿知使主(あちのおみ)が自国民17県を率いて渡来したと書かれている。これらの人々は天皇から氏姓を与えられ、日本の朝廷で活躍したことが書かれている。1700年以上も経った今、彼らの血は今の日本人すべてに多かれ少なかれ必ず含まれている。

日本の悠久の歴史の中で、天皇こそが日本民族を束ねる唯一の存在である。その天皇を無くして日本を自国の領土に加えたいと考え、中華主義に凝り固まっている一部のシナ(中国)人や、そのシナ(中国)の下で安寧を得たいと考え、小中華主義からどうしても抜けきれない一部の韓国人が居るのだろう。彼らが日本国内で影響力ある左翼主義的人物を動かし、このたびの女性宮家の創設を考え出したのだろう。そうであるに違いない。

女性宮家の創設を考え出し、その案の中に皇族であった方々を「国家公務員」扱いにし、案について一般大衆に意見を求めるという発想は、誰が言い出したものであるのか?その考え方を強硬に打ち出した人物はどういう思想の持ち主なのか?その人物の背後にシナ(中国)や韓国の強硬な反日的思想の持ち主がいるのではないのか?民主党の国会議員の中に、或いは民主党を離れた国会議員たちの中に、日本を東アジア共同体構想の中に何が何でも組み込ませたいと考える輩がいないのか?

TPPに反対している国会議員たちの中にその反対の考え方の根底に、日本の国体を崩そうと考えている輩はいないのか?日本は「性格」の合わぬ国家とは、共同体として絶対に一緒にはなれない。日本が東アジアの中で生きのびる唯一の道は、日米同盟の一層の強化、ロシアとの和解、西欧諸国・オーストラリア・ニュージーランド等大洋州諸国やインドや、シナ(中国)に脅威を感じているかつての日本が欧米列強の支配から解放してやった東南アジアの国々との一層緊密な連携しかない。

夫婦別称と外国人参政権を推進しようと考えている民主党や民主党を離党した国会議員たちの思想を良く調べ上げ、その活動を厳しく監視する必要がある。心ある国会議員たちに期待する。民主党は早くも「女性宮家創設を政争の具にすべきではない」と先手を打っている。一日も早く国会を解散し、陰に陽に亡国を企む国会議員たち、似非日本人たちを一掃するよう、速やかに行動して貰いたい。