2012年12月16日日曜日


日韓関係の改善のために(118)「今、ようやく立ち上がる日本」(20121216)

 16日は国政選挙の結果が出る。自由民主党・日本維新の会が大幅得票することだろう。今日、13日の時点の予測であるが、教条主義的で非現実的な主張を「ぶれず」に主張している日本共産党・社会民主党は議席を大幅に減らすに違いない。民主党は比較第一党になることが不可能な状況である。国民の「ふわっと」した空気はそのようなものだ。

北朝鮮が核弾頭も生物兵器や化学兵器を搭載でききる射程3千キロメートルのミサイル発射実験に成功した。日米の緊密な防衛協力体制のもと、ミサイル発射直後から日本政府には情報が入っていたようである。現代の戦争は、システムの優劣が勝敗を決めるだろう。総合的な軍事力をシステム工学的に把握することが重要である

日本とアメリカはそのような工学センスを共有することができる。それは日本がかつてアメリカとまともに戦争をし、「参った!」と兜を脱いでアメリカに頭を下げ、戦後一時期、日本はアメリカに徹底的に懲らしめられはしたが、その後お互い相手を知る者同士のことであるから握手して、「昨日の敵は今日の友」として肩を組み合って共産主義という共通の敵に立ち向かったからこそできることである。

沖縄特攻に「死に場所」を得た戦艦大和とともに命を国に捧げた三千数百名の英霊たちは、日本の今日ある姿をみて喜んでいるに違いない。ゼロ戦等に搭乗し、沖縄の沖合等でアメリカ軍艦に突入し、命を国に捧げた4千名に及ぶ特別攻撃隊の英霊たちも同様であろう。本土防衛の最後の砦として南海の硫黄島で玉砕した2万人余りの英霊たちも同様であろう。日本は東条英機元首相の手記の一部「東亜安定と自存自衛を全うすることは大東亜戦争の目的なり。幾多将兵の犠牲、国民の戦災犠牲も是の目的が曲がりなりにも達成せられざるにおいては死にきれず、閣僚諸兄の処置に誤りなきを期し帝国の光栄を全うせられんことを望んで止まず(ひらがなは部分の原文はカタカナ、濁点なし)」にあるように、日本は大東亜の植民地解放・安定と自存自衛のためアメリカと戦ったのである。戦争犯罪の裁判で身の証を立てることできず、冤罪で処刑された軍人たちも多数いた。処刑に際し彼らは日本軍人としての誇りを失わず、従容として、笑顔すらみせて撃たれて逝った。

 日清戦争も日露戦争も、韓国の併合もすべて上記「東亜安定と自存自衛」のためであったのである。日本は韓国も東南アジア、太平洋諸島の何処の地も、西欧列強諸国が行ってきたような植民地にはしていない。現地人に苦痛を与えた部分はあったことは否めないと思うが、現地人の自立のため日本は真剣な努力をしたことは事実である。日本は西欧列強諸国が行ったような「侵略」を決してしてはいなかった。戦後インドネシアに残留し、インドネシア独立のため戦った旧日本軍兵士たちも沢山いた。

荒っぽく言って2500年から3000年の昔、縄文人の集団の中に長江中流域方面から稲作など新たな文化を持って渡って来た渡来系弥生人が交わり、共生・混血し、日本人として分厚い基層集団を成していた。其処に2000年前以降、朝鮮半島から新たな人々が安定・安心を求めてこの日本に渡ってきた。そして混血し、今日の日本人になった。大東亜解放戦争後、朝鮮半島などからさらに多くの人々が日本に住みついた。今後幾世紀も経ぬうちに皆、日本人になるだろう。朝鮮半島が不安定になり、シナ(中国)国内に動乱が起き、この日本列島に再び多くの人々が大小の集団を成して渡ってくるかもしれない。

そういう未来を見据えて、日本人は自らが日本人であることの誇りを自覚し、日本人として本来あるべき姿になって居なければ、日本人になろう、日本に帰化しようと思う人々も含めて、誰も幸せになれないだろう。「豊葦原の瑞穂の国」日本はそうあるべき国なのである。日本に万世一系の天皇がいるから、日本は人々が安心して暮らせる豊かな国になることができるのである。古代、大伴氏・佐伯氏は天皇の護衛し、国体を守った。そういう国であったからこそ日本は「東洋の光」であり続けることができるのである。新たに日本に帰化した人々も、これから日本に帰化したいと思う人々も、このことを最も大事に考えて貰わなければならぬのである。

 上記「ふわっと」した空気は、大東亜解放戦争後70年になろうとする今日、日本人は、日本人の原点に立ち戻らなければならぬという無意識的な自覚である。民主党政権の失敗をみて、大衆向けに良いことばかりしか言わぬ政治家や政党には嫌気がさしてきたということである。