2012年12月18日火曜日


日韓関係の改善のために(120)「韓国併合」(20121218)

 14日に尖シナ(中国)国家海洋局所属の航空機が尖閣諸島の領空を侵犯したことについて、アメリカはシナ(中国)に対して明確に「アメリカは尖閣を日米安全保障条約の対象にする」と言い、シナ(中国)にその旨伝えたという。これは日本政府からアメリカへの働きかけがあって、アメリカ国務省が動いたようである。今、日本はシナ(中国)の行動に対して専ら隠忍自重している。しかし、いつまでもシナ(中国)の思うようにはさせない時が必ず来るだろう。日本はもう少し我慢・辛抱・忍耐しよう。

韓国大統領選挙はどういう結果なるだろうか。反日の文氏が大統領になれば日韓の和解は向こう4、5年間遠のくことだろう。ただ、少なくとも日本人は「韓国併合」に関する歴史的事実を正しく学び、正しい知識を日本人の間に広げる努力を加速させておく必要がある。これまで日本の歴代総理も政治家たちもそのような正しい知識を持っていなかったから、韓国に対して謝罪発言を繰り返して来たのである。

 韓国併合について以下、岩間 弘 『決定版 大東亜解放戦争 上巻』、及び 呉 善花 『韓国併合への道 完全版』より私が特に注目した部分を“”で引用する。

韓国における反日感情が激昂した直接の原因は、韓国人安重根(なんじゅううこん)(アンジュングン)が伊藤博文を暗殺したことがきっかけで、“日本国内に韓国併合論が高まり、合併に反対していた曾禰統監は更迭させられ、後任に寺内正毅(てらうちまさたけ)が就任すると一挙に合併した”ことにある。“大皇帝(高宗)は・・(中略)・・「公はわが国に忠実正義をもって臨み、骨を長白山に埋めて、韓国の文明発達に尽くすと揚言していた。実に伊藤はわが国の慈父である。……」(十月二十七日)・・(中略)・・李容九は伊藤博文暗殺さるの報を聞いて耳を疑い「韓国を滅ぼすのは天か」と長嘆息をした。十一月四日、伊藤公の国葬の日、一進会は「独立館」で追悼会を催した。”という。

“韓国人の金完燮(キムワンソブ)氏の「親日派のための弁明」が草思社から発売になった。・・(中略)・・この本は韓国では発売禁止になったそうである。・・(中略)・・その中で特に注目したのは日本語版への序文の中で、「ところで韓国人はなぜ反日感情が強いのでしょう。…つまり、こんにちの日韓関係は戦後日本と韓国を支配してきたアメリカの意図によってつくられた構図ではないかということです」というところです。面白い見方であると思った。そしてこの本の主張する核心が序文に書いてあった。即ち、「私たちは歪曲された教育によって、韓日保護条約(一九〇五年)と韓日併合(一九一〇年)が強圧によって締結されたものであると信じているが、事実はまったくちがう。・・(中略)・・大韓帝国内部の強力な世論にしたがい、日本が合法的な手続きを経て統治権を接収したとみるのが妥当ではないだろうか。
 
そのもっとも有力な証拠が一九〇四年に結成された『一進会(イルシンフェ)』である。この団体は我が国の歴史上初の近代的な大衆政治組織であり『東学(トンハク)〔一八六〇年ごろおこった民間宗教〕と〔独立協会(トンニブヒヨツペ)〕〔一八九六年に組織された政治結社〕が連携して、朝鮮王朝と守旧勢力を倒し、日本と連携して文明開化と言う時代の要請、つまり朝鮮革命をなしとげるために結成された。しかしこのような事実は韓国社会では徹底して隠蔽(いんぺい)され、韓国政府は一進会について、日本が少数の親日派を糾合して結成した〔御用エセ団体〕と歪曲して教えている」「……こんにち韓国で一進会を『親日団体』だと非難し、かれらに危害を加えた反動暴徒を義兵と褒めたたえることは、歴史を逆さまに解釈する過ちといえる」(後略)”(以上“”内は岩間 弘『決定版 大東亜解放戦争 上巻』)(続く)