2013年1月13日日曜日


日本・東南アジア・ユダヤ・アステカ・マヤ・インカの人々のDNA(20130113)

 人類がアフリカを出発して短期間の間に世界中に拡散していったが、いろいろな困難を乗り越えながら最後に辿り着いた人々は、その過程でいろいろな能力がそのDNAに刻みこまれていることだろう。東南アジアやアステカ・マヤ・インカの人々のDNAはそういうものであろうと思う。ユダヤ(イエラエル)人は差別と迫害を受け今日生き残った。その過程でユダヤ(イスラエル)人にはいろいろな能力がDNAに刻み込まれているに違いない。日本でも縄文人や渡来系弥生人は、この日本列島に辿り着くまでの過程でいろいろな能力がそのDNAに刻み込まれているに違いない。

 アメリカは多人種の国である。コロンブスがアメリカ大陸発見以来、最初の人々は大西洋を渡りアメリカ大陸に移住した。その後、アフリカ大陸から多くの人々が奴隷として連れて来られた。近代に至りシナ(中国)や日本から、戦後は韓国から多くの人々がアメリカ大陸に移住した。そして現在はヒスパニック系に人々が非常に多くなっている。アメリカインディアンとの混血は早い時期からあった。アメリカでは他人種間の混血が進行している。アメリカは将来に亘って世界のリーダーであり続けるに違いない。

 イスラエルは建国以来世界各地からユダヤ人が移住した。同じユダヤ人といってもイスラエルに復帰する以前の居住地で混血し、言語も違う。シナ(中国)は漢族が他の種族を吸収・同化しながら非常に分厚い漢族の基層の上に多人種の混血が進み、現在の漢民族なっている。混血は世界中で進んでいる。混血は結果的に良い遺伝子を残すに違いない。

日本人DNAのタイプの数は世界で最も多い。日本人は縄文人と渡来系弥生人が混血し、その分厚い基層集団に2000年前ごろから大陸方面から新たに渡来してきた人々が混血・同化してきた。戦後はまだその数は少ないが、欧米系やアフリカ系などの人々との混血・同化が進行中である。日本人の優秀性は有史以前からの混血・同化により良い遺伝子を残して来た結果ではないかと思う。日本は島国であったため、大東亜解放戦争に敗れた戦後の一時期、価値観を共有できるアメリカに支配されたこと以外、他国に支配されたことは全くなかった。そのことは日本にとって幸運であったと思う。

 有史以前の古い時代に困難を乗り越えながら日本・東南アジア・アステカ・マヤ・インカに辿り着いた人々は、それ以外の地域に残った人々に比べ、優秀な遺伝子を残したに違いない。ユダヤ(イスラエル)人は人類が出発したアフリカからそう遠くない地域に居た人々であるが、差別と迫害を受けたため優秀な遺伝子を残したに違いない。

 盲目のピアニスト・辻井伸行氏は2009年、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにおいて日本人として初優勝した。このコンクールで最後に勝ち残ったのは韓国人と中国人であった。遺伝子として優れたものを持っていた方々が勝ち残ったと考えられる。

 競走馬は優れた遺伝子を受け継いだ馬である。駄馬が競走馬にはなれない。競走馬になる馬は純血種ではない。人間が良い親馬同士を交配させながら創り上げた馬である。食物でも同じことが言える。植物といえども自存力がある。種を出来るだけ広く拡散して、自己の種を増やそうとする。最初の穀物は実ると風で拡散してしまい、食糧にならなかったが、人類はその種で出来るだけ拡散しないもの同士を交配させながら、食糧になる穀物を創り上げてきた。日本でも農業はそういう優秀な種を創りだす作業を通じて発展している。

 民族として良い種を後世に残して行く作業は大変重要であると思う。日本は豊葦原の瑞穂の国、四面海に囲まれているので海洋・海底資源の豊かな国である。しかも万世一系の天皇がいて、経済的に豊かで安定した国である。日本には多くの優秀な外国人が訪れ、日本に暮らし、日本人と結婚している。未来の日本人は今より以上に良い遺伝子を受け継いだ人々だろう。日本は決して沈むことはないと確信できる。心配ない。