2013年1月18日金曜日


ボーイング787の緊急着陸(20130118)

 全日空(ANA)が山口県宇部空港から羽田に向けて香川県上空の高度9100メートルを飛行中、緊急事態が発生して高松空港に緊急着陸し、乗客・乗員は緊急脱出用シューターで脱出した。乗客は129人で、脱出時乗客数人が腰を打つなどして軽いけがをしたが乗客・乗員とも全員無事だった。トラブルの原因は機体前方の下部にあるリチウム電池が過熱し、溶解し、機体内部に煙が出たためである。このリチウム電池は日本製である。機体の三分の一を含め、このボーイング787には日本の技術が結集されている。燃費が従来のものより約40%も節約できるようにするため、操縦システムには従来の油圧式に代わって全て電気式になっているという。バッテリーに対する負荷が許容量を超えている可能性がある。

 このボーイング787を巡っては日本航空の同型機がアメリカの空港で電池室内で煙が発生したり、バルブの緩みで燃料漏れを起こしたりしている。日本国内では飛行中コックピットの窓ガラスにひびが入るなど数件のトラブルが発生している。ANAの社長は「初期故障」の範疇に入るという認識を示しているが、それは大間違いである。大きな事故というものは小さな事故の積み重ねの結果起きるものである。ドミノ倒しのように、或る日突然大事故が発生する。小さな事故はその都度徹底的に排除してゆくことが肝要である。

 今、シナ(中国)は尖閣を巡って公然と日本との戦争を口にするようになっている。一市井の老人の直感であるが、シナ(中国)共産党‘王朝’は崩壊寸前にあるように思う。温家宝元首相は海外に数百億円の個人資産を持っていると報道されたことがあった。シナ(中国)共産党中枢の幹部は殆どのものがいつでも海外に脱出することができるような準備をしていると聞く。シナ(中国)国内ではシナ(中国)共産党政府によりマスメディアに対し厳しい締め付けが行われているようである。それに対して「言論・報道の自由」を求める人々が立ち上がっている。シナ(中国)国内では毎日どこかでデモや暴動が起きているらしい。シナ(中国)では、中央・地方で共産党幹部が汚職・腐敗のため大量に処分された。処分した側もいつかはシナ(中国)大衆によって処分されることになるのだろう。過去数千年の間にシナ(中国)国内で起きた紛争・戦争・政変を思えばそういう気がする。

 「窮鼠猫をかむ」という諺がある。シナ(中国)共産党は‘生きのびる’ためどんなことでもやるだろう。日本としては相当な警戒と軍事衝突に備えたあらゆる準備が必要である。もしかしてボーイング787のトラブルの原因は、煎じ詰めればシナ(中国)共産党による謀略であったと判明することにならないだろうか?そうあって欲しくないが・・・。

日本の知識人や鳩山元首相など親シナ(中国)的な政治家たちは、日本とシナ(中国)との間にある「問題」を敢えて見つけ出そうとはせず、「問題」の存在が分かっていても敢えてそれを表に出したくないという心理があるのではないのか?「問題」を見つけ出したり、明らかにしたりする上で障害となる三つの要素がある。それは「感情」と「文化」と「知識」である。「そんなことはあり得ない」「戦争は絶対起こり得ない」「北京などに住み、シナ(中国)国内を旅したが皆親日的で、親切で、日本人と変わらない」などなど、①「感情」の上でシナ(中国)が日本に対し牙を剥いているとは到底思えない。「日米安全保障条約がありアメリカは尖閣を防衛すると議会で決議した」「総合的軍事力においてはシナ(中国)はまだまだ脅威にはならない」などなど、②「知識」の上でシナ(中国)が日本に対し戦争を仕掛けて来るとは到底考えられない。「今盛んに情報戦が行われている。これはシナ(中国)人が得意としてこれまで行ってきたことである」「シナ(中国)人と日本人は同じアジア人同士である。文化も共通している部分が多い」「かつて日本はシナ(中国)に多大な迷惑を与えた」などなど、③「文化」の上でシナ(中国)とは仲良くやって行きたい。このようなことがシナ(中国)共産党‘王朝’にとって好都合な状況ではないのか?

日本の危機管理システムは当然のことながら一市井の老人が考えているようなことも考慮に入っていることだろうと思いたい。一市井の老人の憂いはこれを書いたこともって終わりとしたい。老人は「あの世」に向けて、他にしなければならぬことが沢山あるのだ。