2010年6月29日火曜日

ブッダ『感興のことば』を学ぶ(101) (20100629)

 この記事が公開されるとき、サッカーワールドカップ日本対パラグアイ戦が行われる。今朝(25日)未明、日本はデンマークを3対1で下し、決勝トーナメントに進出することができた。日本中の若者たちが日本の戦いに熱狂し、興奮し、「にっぽん!にっぽん!」と大合唱し続けた。皆「勇気をもらった」「元気をもらった」と喜んだ。男も日本の若者たちが心を一つにして愛国の情に燃えたことを非常にうれしく思った。

 女房は埼玉の入間から最近千葉に引越した友人と会うため出かけた。男は‘適度な’運動のため、やや暑い日差しのなか5000歩ほど散歩した。その途中書店に立ち寄り「精神・宗教」コーナーの書棚に並んでいる本がどんな本か調べた。

 幸福党を立ち上げた大川隆法の『太陽の法』など各種著作が最下段に沢山並べられている。その上あたりに韓国のある学者が書いた日本の古代史に関する本で『倭の正体』とか『卑弥呼の正体』という、人の目を引くタイトルの本が並べられている。そのほか「あの世」とか「この世」とかの文字がある本が並べられている。男は、どれもこれも人の注意を引き、売りつけて稼ごうという魂胆が見え見えの本ばかりであると思った。心に迷いがある人々は何か自分の精神活動を安定させようと思い、これらの‘怪しい’本を買うのだろうと思った。「表現の自由」は保障されているから仕方ないと思うが、割り切れない。
 
 男が気に入らないのは、『倭の正体』『卑弥呼の正体』という本である。これらはわれわれ日本人の精神を改造しようとする意図があると思えてならない。男はそれらの本のページをぺらぺらっとめくってごく大雑把に内容を把握したにすぎないが、著者は、古代の倭はこの日本にあったのではなく、中国南東部にあった、朝鮮半島に進出していた倭人は日本人ではない、古事記や日本書紀の記述が嘘であると言っているようである。

 男は今度の参議院選挙で神奈川区では「たちあがれ日本」の候補者を推すことにした。候補者の松田 学氏の面構えと主張に惚れた。全国区では35歳の元航空自衛官宇都隆史氏に投票する。彼は鹿児島生れ、防衛大学校卒業、航空自衛隊でスクランブル機の誘導管制を行う仕事などを経て退官、3年間松下政経塾で学んだ後今回参議院に立候補した男である。いずれも日本再生のため必要な人材である。

 女房の代わりに金魚と熱帯魚に餌をやる。玄関に置いてある金魚の水槽で、体長20センチもある金魚が2匹、口をあけてぱくぱくさせ餌をねだっている。カワイイ。居間に置いてある熱帯魚の水槽ではネオンテトラやグッピーなどが水草に隠れて静かにしている。小さじにちょっぴりの餌を撒いたら匂いを感じて皆寄ってきた。これもまたカワイイ。

 天気が良いのでいつものように女房が干した寝具を取り入れ、女房の部屋と隣りの自分の部屋のベッドメイキングをし昼食をとる。おかずは昨日の昼の天麩羅の残り物などである。

46 他人を傷つける人々のあいだにあって、われらは人を傷つけることなく、いとも楽しく生きて行こう。他人を傷つける人々のあいだにあって、われらはひとを傷つけることなく暮らそう。