2010年6月23日水曜日

ブッダ『感興のことば』を学ぶ(95) (20100623)

 このところ色々雑用が多く、哲学の思索や男の家の家伝書の著述から遠ざかっている。貴重な時間をなるべくその方に振り当てるため時間の管理が必要である。陶芸とか、詩吟にかなりの時間を割いている。田舎に帰ることも多い。来月末結婚式のため夫婦で帰り、8月には新盆のためまた夫婦で帰らなければならない。こうして家にいると家事も結構多い。削るべきところは削り、哲学と家伝書のため時間をとらなければならない。

 今日(20日)、長男の嫁から長男と嫁の名前で父の日のプレゼントにphiten DESCENTEのサンダルを贈ってきた。昨日は二男の嫁から二男と嫁の名前でAIGLEのTシャツを贈ってきた。その前日女房からもLACOSTEのTシャツのプレゼントがあった。そのことをここに書いておく。

 プレゼントには3歳の孫(男子)の写真が添えてあった。ちびっこひとり馬上にあり、馬上豊かな美孫男児である。男はこの孫に久しく会っていない。会っていないがこの孫は確かに男の血を引いている。男のY染色体遺伝子を受け継いでいる。Y染色体遺伝子は1000年前の先祖以来男に代々受け継がれてきたが、この後幾代まで受け継がれるだろうか?

 ときどき思う、そろそろ田舎に帰りそこで暮らすようにしなければと。田舎に男の実の母ではないが継母、大正8年(1919年)7月生まれ、91歳になる母が独り暮らしをしている。今(16時過ぎ)電話したが大変元気の様子である。先先月庭先に植えたトマトやキュウリなどが大きくなってきているという。

 男は長男として先祖の祭祀を行う義務がある。男は田舎に帰ってそこで晴耕雨読の暮らしをしたいと思っている。介護保険では家族が同居していると家事援助を受けることはできない。もし男が田舎に帰ればその間はヘルパーは来てくれない。ただ月6回のデイサービスは受けられる。デイサービスは郡の医師会が経営している老人健康保険施設で行われていて、そこではきちんとしたカリキュラムに従って運動や休憩も行われている。食事にも細かい配慮がなされている。母はそこに通って体が丈夫になった。この辺の都会地の老人健康保険施設ではそのような厳格な運営は行われていないようである。

 徐々にここと田舎の往復の回数が増え、田舎で過ごす時間が増え、そのうち夫婦共々田舎に移住することになるだろう。男も女房も大分県内で終の棲家となるところを探そうと考えている。大阪に住む子供たちにはその前にいろいろ話しておかなければならないと思う。

 男は長男として本来先祖の地で家督を継ぐ立場にあった亡父が、事情により今の田舎の地に新たな居を構え、その地でわが家の祖になったことを重く考えている。本当は、男は今この田舎の屋敷をわが家の先祖を祀る場所としたいと思っている。今時そのような考え方をする者は極めて少ないと思うが、男はそのような考え方を大事にしたいと思っている。

27 尊い生まれの人(=ブッダ)は得がたい。かれはどこにでも生まれるのではない。この英雄(=ブッダ)の生まれる家は、幸福に栄える。