2011年10月2日日曜日

三菱重工などに対するサイバー攻撃 (20111002)

おそらく中国からであろうと推察するが、三菱重工のサーバーが何者かに侵入され同社の80台のコンピューターが「トロイの馬」などのウイルスに感染したという。三菱重工は最新鋭の潜水艦やミサイルなどを製造しているが、侵入者はその機密情報を手に入れようとしたとみられる。これは明らかなスパイ行為である。

日本の政治・経済・防衛の中枢には既にスパイウイルスが侵入しており、わが国の安全が脅かされている。今私が使っているこのコンピューターにはノートン360を装備しており、安全が確保されていると思うが、ワード文書作成時にときどきおかしな動きがあり、なにかされているなと感じることがある。ブログで公開するため作成した記事でも、その記事作成時の段階からモニターされている可能性がないとは言えないと思う。以前、投稿したブログの記事が削除され、一日、二日ブログにアクセスできないことがあった。後で同じラベルで復元された。それは一市井の老人が投稿した記事の内容が気に入らぬ組織が何かをした結果に違いないと思っている。

個人の場合はともかく今回のように防衛機密に関わる情報を盗み出すため国や関連企業のコンピューターにウイルスを侵入させたりコンテンツを盗み取ったりする行為については我が国に対する武力攻撃と同等とみなし、ウイルスを送り込んだ大元のコンピューターが置かれている国に対して何らかの対応行動をとることができるようにすべきである。

それにしても何故サイバー攻撃が起きるのだろうか?私は「グローバル化」がその問題を考えるキーワードだと考え、放送大学で「グローバリゼーションの人類学」という講義を受けることにした。今日(19日)その印刷教材が送られてきた。編著者は本多俊和(ほんだしゅんわ)[スチュアートヘンリ]氏と大村敬一氏である。今後、この講義を受けながら、国家間の対立や争いについて考えて行こうと思う。

日本と中国・日本と韓国・日本と北朝鮮・日本とロシアの関係は摩擦や葛藤(争い)の関係にある。この状態はいつまで続くのだろうか?北朝鮮との間は論外として、日中・日韓・日露両国間の首脳同士が笑顔で会談しても、また両国の国民同士親善交流をしても、経済交流が盛んであっても、日本と欧米諸国との間のようなある意味で気を許せる関係にはなかなかなれない。何か根本的なところでお互い国同士としてどうしても親しくなれないわだかまりがある。それはお互い国益を追求するなかで、尖閣や竹島や北方領土の問題で日本が一方的に不利益をこうむっているからである。

日本人は尖閣や竹島や北方領土の現状に我慢できないし、現状を受忍することもできない。中国や韓国やロシアの行動に対して日本人は怒りを感じている。日本人がそのような状態にある中では両国民間の和解などあり得ない。韓国が竹島の実効支配を止めロシアが北方領土を返還すれば、日本人の韓国やロシアに対する意識は劇的に好転することは間違いない。しかしそのような状況には絶対なり得ないと思う。

結局、日本は自らを護る強い力を持ち、隣国とはそこそこのお付き合いをしながら欧米や台湾・東南アジア諸国・インドなどと親しく付き合うのが最良である。

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