2012年3月15日木曜日


韓国併合(六)安重根の伊藤博文暗殺(つづき)(20120315)

 韓国政府「国家」。‘韓国’とだけ言わず、わざわざ‘韓国政府「国家」’と言うのは、同じ「国家」でも、日本の「国家」と韓国の「国家」が全く違う性格のものであることを、日本国民はあまり意識しないところに今日の日韓の埋めがたい溝の原因になっていると思うからである。

多くの日本人は‘韓流’を、その‘韓国政府「国家」’が日本に対して仕掛けているワナであることを意識せず、ただ面白いから・楽しいからと喜んでいる。そして多くの日本人は、韓国に親しみを感じているが一方の韓国では日本に好感を持っていない人々が圧倒的に多い。それは、‘韓国政府「国家」’が韓国国民をその「国家」に統合させるための策謀により起きている現象である。

 日本には天皇がいて日本の「国家」と「国民」は一体的なものである。ところが韓国ではそうではない。‘韓国政府「国家」’が真剣に努力しない限り、韓国国民は「国家」と一体感を持てない。しかし、明治時代、韓国は日本と同様な性格の「国家」になる絶好のチャンスがあった。にもかかわらず、安重根の間違った行動によりその芽は押し潰された。

 ‘韓国政府「国家」’が日本に対してどういうことを密かに行っているかについて知ることができる動画を次ページに紹介することにして、引き続き『大東亜解放戦争』より“”で引用する。

 “明治四十三年(一九一〇年)八月二十二日皇帝は八か条の合併条約に調印し、八月二十九日、両国で同時に交付された。次に第三条までと第八条を記載する。
第一条   韓国皇帝陛下は韓国全部に関する一切の統治権を、完全且(かつ)永久に日本国皇帝陛下に譲与する。
第二条   日本国皇帝陛下は前条に掲げたる譲与を受諾し、且全韓国を日本帝国に併合する事を承諾す。
第三条   日本国皇帝陛下は、韓国皇帝陛下、皇太子殿下竝(ならび)に其の妃及後裔をして、各其地位に応じ相当たる尊称、威厳及名誉を享有せしめ、且之を保持するに十分なる歳費を供給することを約す。
 第八条 本条約は日本国皇帝陛下、及韓国皇帝陛下の裁可を経たるものにして、公布の日より之を施行す。
  右証拠として両全権委員は本条約に記名調印するものなり。
             明治四十三年八月二十二日
                   統監 子爵 寺内正毅
             降四年八月二十二日
                   内閣総理大臣 李完用

こうして韓国は日本に併合されたのであるが、韓国の純宗の胸中は如何ばかりであっただろうかと思うのである。
ここに併合を告げる純宗皇帝最後の「勅諭」を原文(日本語訳)で記述する。原文の方が純宗の気持ちが伝わるからである”(以下、明日投稿)